トルコのエルドアン政権は２７日、インターネットの動画投稿サイト「ＹｏｕＴｕｂｅ」への国内での接続を遮断した。

　地元メディアによると、トルコの通信当局は２７日、トルコ国内でのＹｏｕＴｕｂｅへの接続を遮断した。エルドアン政権は先週、短文投稿サイト「ツイッター」への接続も遮断しており、インターネットへの規制を強めている。

　政権側は遮断の理由について、政府の会議を盗聴したとされる音声がＹｏｕＴｕｂｅに投稿されたことを挙げているが、先月にはエルドアン首相が汚職事件に関与したと指摘する音声などが投稿されており、政権批判を封じ込める狙いがあるとみられる。

　トルコでは今月３０日に統一地方選挙が予定されているが、エルドアン政権の強硬姿勢への批判がさらに強まりそうだ。