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TPP妥結は日本の決断次第~フロマン代表

2014年4月4日 11:17

 TPP(=環太平洋経済連携協定)について、USTR(=アメリカ通商代表部)のフロマン代表は3日、交渉の妥結に不可欠なのは日本の決断だとして、改めて日本側の譲歩を迫った。

 議会下院の公聴会に出席したフロマン代表は、日米の間で懸案となっている農産品や自動車をめぐる関税の問題について、「交渉の進展は見られるものの、依然、隔たりが大きい」として、次のように注文をつけた。

 フロマン代表「合意に向けて必要な、大胆な一歩を踏み出すかどうかは、日本の決断次第だ」

 フロマン代表はまた、「日本の市場開放に全ての目が注がれている」とも指摘し、日本に対し、さらに譲歩するよう促した上で、年内にも交渉全体を妥結させたいとの意欲をにじませた。