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“悪質運転”処罰法、適用対象を閣議決定

2014年4月18日 21:11
“悪質運転”処罰法、適用対象を閣議決定

 政府は18日、特定の病気などにより正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で死傷事故を起こした場合の罰則を強化する法律の適用対象について、一定の症状を伴うてんかんや統合失調症など6項目を定める政令を閣議決定した。

 去年11月に成立した「自動車運転死傷行為処罰法」は、飲酒や薬物、病気などの影響で正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で運転をし、死傷事故を起こした場合の罰則を強化するもの。

 政府は18日、法律の適用対象となる病気について「安全な運転に必要な能力を欠くおそれがある統合失調症」「意識障害または運動障害をもたらす発作が再発するおそれがあるてんかん」「重度の眠気の症状を呈する睡眠障害」など6項目を定めた政令を閣議決定した。

 法律と政令は来月20日に施行される。