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4者合意から一夜、親ロシア派は撤退せず

2014年4月19日 0:54

 緊迫するウクライナ東部の情勢をめぐり、暫定政権と欧米、ロシアは武装勢力が占拠している建物を明け渡すことで合意した。しかし、合意から一夜が明けた18日も親ロシア派は撤退していない。

 親ロシア派が占拠する東部・ドネツクの州庁舎にはバリケードが設置されたままで、デモ隊が覆面・軍服で警備を行い、占拠を続けている。デモ隊側はトゥルチノフ大統領代行の辞任などを求め、撤退しない考えを示した。

 一方、暫定政権側はデモ隊の積極的な強制排除などは当面控え、親ロシア派の出方を見るとしている。ただ「対テロ作戦」自体は継続するとしていて、緊張はまだ続きそうだ。