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原発津波対策で大規模実験施設が完成 千葉

2014年4月22日 21:10
原発津波対策で大規模実験施設が完成 千葉

 原子力発電所を津波から守るための大規模な実験施設が完成した。

 千葉県我孫子市にある電力中央研究所に完成したのは、長さ20メートル、幅4メートルの水路に津波をおこす施設。22日は、防潮堤に見立てた高さ2メートルのコンクリートに津波が押し寄せる様子が公開された。この施設は、650トンの大量の水を使うことで、堤防を乗り越えて陸上部分に氾濫した継続時間の長い津波の様子を再現することができる。

 今後は、車や船、木材など津波による漂流物が原子力発電所の重要施設に与える影響を調べたり、津波の水圧にも耐えられる水密扉の実験などを行ったりしていくことにしている。