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中国が反論「ベトナム側が171回衝突」

2014年5月8日 18:53

 南シナ海で中国の艦船がベトナムの艦船に意図的に衝突したとされる問題で、8日午後、中国外務省などが急きょ会見し、「ベトナム側が大量の船を出し、170回以上中国側にぶつかってきた」などと反論した。

 会見は日本時間8日午後6時から北京で急きょ開かれ、中国外務省高官や中国海洋石油の幹部が出席し、現在も説明が続いている。

 中国外務省高官は「中国側は正常な掘削活動をしていたにもかかわらず、ベトナム側は35隻の船を出し、合わせて171回ぶつかってきた」と主張した。さらに、「ベトナム側は潜水士を使って障害物を設置するなどし、中国側も対応せざるを得なかった」と話し、ベトナム側に妨害行為をやめるよう求めた。

 現場海域では今も両国の複数の艦船がにらみ合っている状態が続いていて、対立は深刻化している。