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3か月予報 梅雨長く北日本で冷夏の恐れ

2014年5月23日 17:06
3か月予報 梅雨長く北日本で冷夏の恐れ

 気象庁は来月から8月までの3か月予報を発表した。この夏は北日本で冷夏になる恐れがある他、沖縄・奄美地方を除いて7月は天候が不順で梅雨の時期が長引くという。

 気象庁によると、今年の夏はエルニーニョ現象が発生する可能性が高いという。この影響で太平洋高気圧の張り出しが北日本を中心に例年よりも弱くなるため、北日本は天候不順となる見込み。

 6月から8月までの3か月平均の気温は北日本で低くなる予想で、冷夏となる恐れもある。

 一方、東日本では気温は平年並み、西日本と沖縄・奄美地方では平年並みか高い見込みで、北日本を除いては暑い夏になるとみられる。

 また、降水量は天候が不順となる北日本で雨の量が多くなる他、梅雨の時期の後半にあたる7月は北日本から西日本にかけての広い範囲で前線の影響を受けやすいため、梅雨明けは平年よりも遅くなって本格的な夏の訪れは遅くなる見込み。