北海道で37.8℃ 90年ぶり記録
3日は、北海道で90年ぶりとなる記録的な暑さになった。一方、四国で梅雨入りの発表があるなど、西日本は続々と雨の季節を迎えている。
北海道・帯広の北に位置する音更町駒場では、朝から気温が30℃以上になって、最高気温は37.8℃と、90年ぶりに北海道の最高気温の記録に並んだ。
中国大陸から熱波がやって来たため、北日本は季節外れの猛暑となり、特に北海道のオホーツク海側や東部はフェーン現象も重なって記録的な暑さになった。
網走地方の美幌と北見で体温を超える37.2℃、置戸町境野で37.0℃、遠軽で36.9℃など、北海道の17地点で35℃以上の猛暑日となった。
一方、四国では朝から所々で雨が降っている。今後1週間も梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みで、気象庁は、四国地方の梅雨入りを発表した。平年より2日早く、昨年より1週間遅い梅雨入り。
雨の範囲はゆっくり東へ広がっており、4日は中国、近畿地方でも梅雨に入るかもしれない。また、梅雨前線の活動は活発で、九州南部や四国では、3日夜から4日にかけて、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所がありそうだ。
4日夕方までに予想される雨量は、四国で200ミリ、九州南部と奄美で180ミリなどとなっている。河川の増水や氾濫、土砂災害などに警戒が必要。