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イスラエル軍、ガザ地区を空爆 9人死亡

2014年7月8日 12:31

 イスラエル軍は7日、イスラム原理主義組織「ハマス」が実効支配するパレスチナ自治区のガザ地区を空爆し、ハマスのメンバーら9人が死亡した。イスラエルとパレスチナ双方の少年の殺害事件をきっかけに緊張が高まっている。

 ロイター通信などによると、イスラエル軍は7日、ガザ地区にあるハマスのロケット発射施設など9か所を空爆した。この空爆で、ハマスのメンバーら9人が死亡した。ガザ地区からは7日も70発以上のロケット弾がイスラエルに向けて発射されるなど攻撃が続いていて、これに報復した形。

 地元メディアによると、イスラエルは約1500人の兵士を新たに招集するなど、軍事作戦を強化する方針。一方、ハマスは「イスラエルは代償を払うことになるだろう」と話し、さらに攻撃を強める構えを示している。

 先月から今月にかけ、パレスチナ自治区などでイスラエルとパレスチナ双方の少年が殺害された事件をきっかけに、両者の対立は深まりをみせている。