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「テロだ」航空機墜落でウクライナ大統領

2014年7月18日 5:13

 乗客・乗員295人を乗せオランダからマレーシアに向かっていたマレーシア航空機が17日、ウクライナ東部で墜落した。ロシアのメディアは、航空機は撃墜されたと伝えている。

 ロシアのインタファクス通信によると、乗客280人、乗員15人が乗ったマレーシア航空機が17日、ウクライナ東部のドネツク州に墜落した。ウクライナ内務省高官は、乗客・乗員295人全員が死亡したと話している。

 また、航空管制関係者によると、マレーシア航空機は上空1万メートルを飛行中に撃墜されたという。ウクライナのポロシェンコ大統領は、「これは事故でも災害でもなく、テロだ」と述べた。

 一方、マレーシア航空は、オランダのアムステルダムからマレーシアのクアラルンプールに向かっていたボーイング777のマレーシア航空17便が、ウクライナ上空で消息を絶ったと明らかにした。ロシアとの国境から約50キロの上空を飛行中、交信を絶ったという。乗客・乗員295人の安否は分かっていないという。

 ロシアのプーチン大統領から墜落について連絡を受けたというマレーシアのナジブ首相は、「マレーシア航空の墜落の報告に衝撃を受けている。直ちに調査を始めている」とコメントしている。

 また、オランダの日本大使館によると、乗客に日本人が含まれていたかどうか情報を収集中だという。ウクライナを訪問中の岸田外相は、「報道については承知している。直ちに事実確認と邦人の安否確認の指示を出した。引き続き情報収集に努める」とコメントしている。