安倍首相は群馬県富岡市を訪れ、先月、世界文化遺産に登録されたばかりの富岡製糸場を視察した。

　安倍首相は、生糸の原料である繭を保管する木とレンガで造られた倉庫や、繭から生糸を作る「繰糸場」を視察したほか、当時の生糸作りを実際に体験した。また、老朽化のため一般には公開されていない、当時の女性工員らの寄宿舎などを見て回った。

　安倍首相「この地域の文化財を生かして、地域の再生に向かって進んでもらいたい。世界からもたくさんの皆さんに訪れてもらいたいと思います」

　富岡製糸場は１８７２年に設立された日本で初めての官営の製糸工場で、先月、世界文化遺産に登録されたばかりだった。