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女児「細胞シート」心臓手術が成功 阪大

2014年7月23日 15:24
女児「細胞シート」心臓手術が成功 阪大

 拡張型心筋症を患う11歳の女児の心臓に、自分の細胞をもとに作られたシートを貼り治療するための手術が成功したと大阪大学が発表した。子どもでの成功例は世界で初めて。

 大阪大学医学部は23日、拡張型心筋症を患う11歳の女児のふくらはぎから筋肉のもとになる細胞を取り出し、培養してシート状にした「細胞シート」を女児の心臓に貼り付ける手術を行ったと発表した。女児の病状は回復し、今月中にも退院できる見込みで、子どもでの成功例は世界で初めてだという。

 女児「元気になって良かった。(Q退院したら何を一番やりたいですか?)運動です。走るのが好きです」

 重い心臓病を患った子どもの治療ではドナーが少ないなどの問題を抱えていて、細胞シートは新たな治療法として注目されている。