広島土砂災害 39人死亡 7人不明
広島市の安佐北区と安佐南区で大規模な土砂災害が発生している。新たな被害が確認され39人が死亡、7人が行方不明となっている。
降り続いた雨の影響で、20日未明、住宅地に面した山が広い地域で崩落したことによるもの。
民家に流れ込んだ土砂で、2歳と11歳の兄弟が死亡したほか、救助活動中に土砂崩れが発生し、消防の副隊長も死亡するなどの被害が出ている。
現場では21日午前0時前の現在も、300人態勢で、夜を徹しての捜索が行われている。
広島市内の小学校や公民館には、395世帯914人が自主避難している。
21日夕方にかけて広島市では1時間に最大で25ミリの強い雨が降るおそれがある。地盤がゆるんでいるなか、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。