イスラム過激派組織「イスラム国」に殺害されたイギリス人のＮＧＯ関係者、デービッド・ヘインズ氏の家族が１４日、「イスラム国はテロリスト」だと批判した。

　ヘインズ氏の殺害をめぐり、イギリス政府は１４日、殺害されたのは本人と認め、家族がメッセージを公開した。

　ヘインズ氏の兄弟「イスラム国が非常に危険で、すべての国、宗教、政治、個人の脅威であるというイギリス政府の姿勢を支持する」

　家族はまた、「デービッドは宗教に関係なく、現地の人々を助けるのが目的だった。イスラム国は宗教ではなくテロリストだ」と語った。

　キャメロン首相は１４日、「どれだけ時間がかかっても犯人を捕まえ、裁きを受けさせる」とのコメントを発表。１５日には、欧米や中東など３０か国がフランスで外相級の会議を開き、国境の管理や、外国人戦闘員の問題などイスラム国への対応を話し合う予定。