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小渕経産相、山形のベンチャー企業など視察

2014年9月20日 21:52
小渕経産相、山形のベンチャー企業など視察

 小渕優子経済産業相は20日、地方経済活性化のモデルケースとして、山形県内のベンチャー企業などを視察した。

 小渕経産相は、鶴岡市で人工クモ糸繊維の量産化を目指すベンチャー企業「スパイバー」を訪問。関山和秀代表から、クモの糸の遺伝子を解析し世界で初めて開発した繊維を、今後、量産化することで地域の活性化につなげたいといった説明を受けた。

 続いて、昭和初期の製糸工場を改装してつくられた映画館「鶴岡まちなかキネマ」を訪れ、木戸祐社長から、当時の梁(はり)などをそのまま使っていることや、建物の外観を残すために劇場部分は地下を掘り下げて改築したことなどを解説された。

 小渕経産相「想像以上に活躍をしていただいている。大変、夢を持って前に進んでいただいている。そういう話が聞けて私自身もうれしく思ったところ。どうやって経済産業省として応援できるのか、検討していきたい」

 小渕経産相の地域経済の視察は就任後初めてで、意欲的に現場の声に耳を傾けていた。