一般家庭の消費支出は今年４月以降、５か月連続で前の年を下回り、消費税率引き上げ後に落ち込んだ消費支出が回復していないことがわかった。

　３０日朝、総務省が発表した８月の家計調査報告によると、２人以上の世帯の消費支出は平均で２８万２１２４円だった。前年同月比マイナス４．７％で、消費税率引き上げ直後の今年４月の前年同月比マイナス４．６％を下回った。品目別では住宅リフォーム代の他、この夏の天候不順の影響のためか、国内パック旅行費や電気代、エアコン、飲料などが支出を減らしている。

　また、勤労者世帯の収入は４６万３８１０円で、前年同月比マイナス５．４％で、１１か月連続で実質減少している。