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「烈士記念日」で習国家主席ら献花 中国

2014年9月30日 17:03

 中国・北京の天安門広場で30日午前、日中戦争などの犠牲者をたたえる「烈士記念日」の行事が初めて行われ、習近平国家主席ら最高指導部全員が出席し、花をささげた。

 1949年の9月30日は、北京の天安門広場にある人民英雄記念碑の定礎式が行われた日で、今年8月、国がこの日を日中戦争などの犠牲者をたたえる「烈士記念日」と定めたもの。日本時間30日午前11時から、天安門広場の人民英雄記念碑の前に習近平主席ら最高指導部全員が出席して黙とうし、花がささげられた。式典には各界から約3000人が出席したという。

 30日の「烈士記念日」は、10月1日の建国記念日に当たる「国慶節」を前にして、国民に戦争による犠牲者の存在を忘れさせないようにするとともに、愛国心を高める狙いがあるとみられる。