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1号機カバー解体に向け作業開始 福島第一

2014年10月22日 10:47
1号機カバー解体に向け作業開始 福島第一

 福島第一原発1号機で、原子炉建屋上部に散乱しているガレキを撤去するため、建屋を覆うカバーの解体に向けた作業が始まった。

 1号機では22日午前7時過ぎから、原子炉建屋を覆っている白いカバーに穴を開け、放射性物質が飛び散るのを防ぐ飛散防止剤をガレキに散布する作業が始まった。放射線量が高い1号機では、3年前に建屋全体を覆うカバーが設置されたが、使用済み燃料プールから燃料を取り出すにはガレキを撤去する必要があり、その撤去作業を行うため、カバーが解体されることになったもの。

 去年8月、3号機でのガレキ撤去の際には、放射性物質が付着したちりなどが飛び散ったことから、東京電力は、1号機では飛散防止剤を散布するなど慎重に作業を進め、来年3月にカバーの解体を始める予定。