大阪の観光名所の“あの看板”がリニューアルされ、２３日午後、お披露目された。

　２３日午後に点灯された新しいグリコの看板。鮮やかに大阪の街を照らしている。１６年ぶりのリニューアルとあって、道頓堀には取材陣だけで１００人以上がつめかけ、注目の高さがうかがえる。

　老朽化のためバトンを受け取った６代目となる看板は、これまで同様、象徴的なグリコランナーを中心に銀色の縁に囲まれたデザインに一新された。これまでのネオン管と違って、約１４万個ものＬＥＤ（＝発光ダイオード）を使っているため、プログラムされた映像を自由に流すことができるのが特徴。注目された背景のデザインから大阪の名所はなくなったが、グリコのランナーが浮き出て見える立体的な看板に変わり、グリコは「昼間もこれまでとは違う姿を楽しんでほしい」と話している。

　先日の阪神タイガースのクライマックスシリーズ制覇などで道頓堀川に飛び込む人が相次いだことなどから、道路側には幕が張られ、警察官が行き交う厳戒態勢の中でのお披露目となった。

　約８０年にわたって大阪の街を照らしてきたグリコの看板。バトンを受け取った６代目が走りだした。