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記者の聴取受け TBSが北朝鮮に抗議

2014年10月30日 21:19
記者の聴取受け TBSが北朝鮮に抗議

 北朝鮮で日本政府の代表団に同行取材していたTBSの記者が、北朝鮮当局から報道内容について事情聴取され取材活動が行えなかったとして、TBSは30日、北朝鮮政府に抗議した。

 北朝鮮・平壌で日本政府の代表団に同行取材していたTBSの記者は29日朝、取材に向かうために車に乗ろうとしたところ、北朝鮮当局者に拒まれ前日の報道内容について2時間以上、事情聴取を受けた。北朝鮮当局は「報道の中に北朝鮮を誹謗(ひぼう)中傷するような内容があった」としている。記者は事情聴取の間、協議の取材や昼のニュースでの中継ができなかったという。

 TBSは北朝鮮当局の行動は取材妨害に当たるとして、30日午後、北朝鮮政府に抗議文を送付する手続きをとった。TBSの西野報道局長は「報道内容に問題があったとは考えていない」としている。