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ローマ法王、「イスラム国」念頭に非難

2014年11月29日 8:12

 トルコを訪問しているローマ法王は28日、イスラム過激派組織「イスラム国」を念頭に、宗教や民族差別に基づく暴力を強く非難した。

 法王として8年ぶりにトルコの首都・アンカラを訪問したフランシスコ法王は、トルコ・エルドアン大統領と会談を行った。共同会見で法王は、過激派組織「イスラム国」を念頭に、「宗教を口実に全ての人間の尊厳を踏みにじる原理主義とテロリズムを終わらせるためには、異なる宗教や文化間の対話が重要だ」と述べた。

 「イスラム国」は、シリアやイラクで自らと異なる宗派・宗教の人々を処刑するなど厳しく弾圧していて、隣国のトルコへはキリスト教徒を含む大量の難民が流れ込んでいる。