３０日の東京株式市場で日経平均株価は値を上げ、終値は前日比６８円１７銭高の１万７６７４円３９銭。

　前の日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカの新規失業保険申請件数がおよそ１５年ぶりの低水準となったことなどを受けて３営業日ぶりに大幅に値を上げた。これを受けて投資家心理が改善したことや、３０日朝に発表された日本の先月の完全失業率が約１７年４か月ぶりの低水準となったことなどから、東京株式市場で日経平均株価は値上がりした。

　しかしその後は、週末を控えていることやこのところ株価が大幅に値を上げていることから利益を確定するための売り注文が入り、上げ幅は限定的だった。また日本時間の３０日夜、アメリカのＧＤＰ（＝国内総生産）の発表が予定されていることなどから市場では様子見ムードも広がっている。

　東証１部の売買代金は、概算で２兆７５４５億円。売買高は、概算で２６億７３６３万株。