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空自戦闘機訓練中“本物”スクランブル命令

2015年4月13日 19:19
空自戦闘機訓練中“本物”スクランブル命令

 沖縄の尖閣諸島など南西諸島の空の防衛を担う那覇基地の戦闘機部隊。領空侵犯の恐れがある航空機に行うスクランブルの訓練を公開中に、本物のスクランブル命令が出て戦闘機が緊急発進する姿が撮影された。

 本物のスクランブル命令を知らせるサイレンの後、エンジンの轟音(ごうおん)と共に航空自衛隊のF15戦闘機が格納庫から出てきた。戦闘機2機は実弾を装てんしていて、雨の中、大きな水しぶきを立てて緊急発進した。今回の緊急発進での領空侵犯はなかったという。

 自衛隊機のスクランブルは去年4月から12月までで744回にのぼり、うち、中国機が最多の371回だった。

 防衛省は活発化する中国軍の動きに備え、那覇基地のF15戦闘機を20機増やして南西諸島の空の防衛を強化する方針。