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現地混乱 日本の援助隊2度目も着陸できず

2015年4月27日 23:50
現地混乱 日本の援助隊2度目も着陸できず

 ネパールで25日に発生したマグニチュード7.8の地震で、犠牲者の数は3800人を超えた。現地カトマンズから松永新己記者が伝える。

 カトマンズでは午後8時を回り、周囲はすっかり暗くなった。カトマンズはもともと計画停電などで停電の多い所だが、現在、ほとんど明かりは見られない。

 地震発生からまる2日以上が経過したが、崩れた建物などのガレキにいまも多くの人が下敷きになっていると見られている。しかし、相次ぐ余震などの影響で救助活動は難航している。

 27日、各国から緊急援助隊が続々とカトマンズに到着したが、日本の援助隊を乗せた飛行機は2回着陸を試みたものの、空港の混雑などの影響で着陸できなかった。援助を受け入れるネパール側の混乱がみてとれる。

 一方、カトマンズの町中では、住民らが広場や空き地などにテントを張って避難する様子がいたる所で見られた。

 27日で地震発生から3回目の夜を迎えるが、多くの人が屋外で過ごしている。住民らには余震などに対する不安が募っている。