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カンヌ映画祭 黒沢清氏、日本人初の監督賞

2015年5月24日 7:35
カンヌ映画祭 黒沢清氏、日本人初の監督賞

 世界三大映画祭の一つ、フランスの「カンヌ国際映画祭」で、日本の黒沢清監督が日本人として初めて監督賞を受賞した。

 日本時間24日未明から始まった、独創的で優れた作品に贈られる「ある視点」部門の授賞式で、映画「岸辺の旅」でメガホンをとった黒沢清監督が日本人として初めて「監督賞」を受賞した。

 黒沢監督の「岸辺の旅」は、行方不明になっていた夫が突然帰宅し、自分が死んだことを妻に告げることから始まるラブストーリーで、浅野忠信さんと深津絵里さんが夫婦役を演じた。授賞式後、取材に応じた黒沢監督は「これ監督賞なんですか。(授賞式では)何賞か、よく分からなかった。ぼくも少し力が加えられたということで…。早くこのことを日本のスタッフや俳優に伝えて、みんなで喜びたい」と話した。

 黒沢監督は、2008年にも映画「トウキョウソナタ」で「ある視点」部門の審査員賞を受賞している。