採水巡り東京都「ガイドラインの逸脱ない」

豊洲市場で9回行われた地下水のモニタリング調査のうち、環境基準を大幅に超える有害物質が検出された9回目の調査を行った業者が、「都に指示され、適切ではない方法で採水した」などと証言した。
豊洲市場の移転問題をめぐり、都議会の特別委員会が地下水のモニタリング調査を行った6社を参考人招致した。この中で、最大で79倍のベンゼンなどが検出された9回目の調査を担当した業者が、「東京都から急(せ)かされ、通常は排水すべきたまり水をサンプルにするなど、適切ではない方法で採水作業を行った」などと証言した。
9回目の調査をした業者「都の職員の方からパージ水(たまり水)を分析試料として採水するよう指示がございました」
しかも、この業者は過去8回まで行われた作業手順の引き継ぎも受けていなかったという。
これに対し都は、「スピード感は重視していたが、国のガイドラインから逸脱していない」などと説明している。
また、小池知事は参考人招致の内容を「詳しくは聞いていない」とした上で、「再調査しているので、結果を確認する必要がある」と述べた。