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二階幹事長発言に党内からも疑問の声

2017年4月27日 7:09
二階幹事長発言に党内からも疑問の声

 今村前復興相の辞任をめぐり、自民党の二階幹事長が26日、報道の姿勢を批判するとともに大臣辞任の必要性について懐疑的な見方を示したことに対し、自民党内からも疑問の声があがった。

 自民党の石破前地方創生担当相は、二階幹事長の発言を念頭に「報道にいろんな批判をしても結局自分に跳ね返るだけだ」と苦言を呈した。

 自民党・石破前地方創生相「健全な批判があって初めて、民主主義というのは成り立つのであって、報道に対していろんな批判をしてみても、それは結局自分に跳ね返るだけだし、民主主義の否定にもなりかねない」

 二階幹事長は26日、今村前復興相の失言をめぐる報道の姿勢について「人の頭たたいて血を出したという話ではない。首を取るまで張り切らなくてもいいんじゃないか」と発言していた。野党側は今後、安倍首相の任命責任に加えて、この二階幹事長の発言も厳しく追及する方針。

 こうした中、自民党内では今村前復興相の失言に対する批判の声も続いている。山東元参院副議長が「政治家の言葉の重みをかみしめてほしい。自民党のイメージダウンにもつながりかねない」と述べたほか、石原経済再生担当相も「被災者の反応は大変厳しい」と述べている。

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