車椅子バスケ“遅咲き”が覚醒した日4/4

「車椅子バスケット リオ・パラリンピック代表」の千脇選手に聞く「飛躍のアルゴリズム」。最後のキーワードは「今を生きる」。千脇選手が語る“飛躍のアルゴリズム”とは―
■「今を生きる」
――これにはどんな意味が込められていますか?
僕は過去に生きてるわけではないし、未来に生きてるわけでもないので、とにかく今というのを、一瞬一瞬を大事にプレーしていくという意味でこう書かせていただきました。
――こう考えられるようになったのは、やはりバスケとの出会いもありましたよね。今、なかなか夢中になれるものを見つけられないという方も多いと思うのですが、そういった方に何かメッセージがあればお願いします。
非常に難しい質問だと思いますが、自分自身、動いてみるというのは大事かなとは思います。その中で、自分の興味を持ったものだったり、やってみたいと思ったものを突き詰めていくっていうことはありかなと思います。
――最後に「千脇選手にとってのバスケとは」を教えていただきたいのですが。
人生そのものだと思っていますね。バスケなしでは、自分は今ここにはいませんし、それこそ生きてもいなかったかもしれないので、人生そのものだと思います。