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イラン大統領らを乗せたヘリコプターが不時着 副大統領“乗組員らと連絡取れた”

イラン北西部で19日ライシ大統領らを乗せたヘリコプターが不時着しました。大統領らの安否はわかっていませんが、マンスーリ副大統領は乗組員ら2人と連絡が取れたと明らかにしています。 イラン国営テレビなどによりますと、イランのライシ大統領とアブドラヒアン外相らを乗せたヘリコプターが19日、アゼルバイジャンと国境を接するイラン北西部の東アゼルバイジャン州の山中に不時着しました。 イラン国営テレビはマンスーリ副大統領の話として、ライシ大統領らをのせたヘリコプターの位置は半径2キロ以内に絞られていると伝えています。また、ヘリコプターの乗組員のうち、2人が救助隊と連絡をとったと伝えていて「事故はそれほど深刻ではなさそうだ」と説明したということです。 ライシ大統領らは、北西部にあるダムの開所式に出席したあと、ヘリで帰路についていました。大統領一行の3機のヘリコプターのうち、2機はすでに目的地に到着しています。 国営通信は、事故を受けてイランの最高指導者のハメネイ師は「神が大統領らを国民のもとに返してくれることを願う」と述べたと伝えています。 こうしたなか、トルコやロシア、カタールなどからは機体の捜索・救助活動への支援の申し出があったということです。また、アメリカ国務省報道官は声明で、「イラン大統領と外相を乗せたヘリコプターがイランに不時着した可能性があるとの報道を注視している」と述べました。 バイデン大統領も状況について説明を受けたといいます。ライシ大統領は63歳で司法府の長官などを経て2021年8月に大統領に就任しました。最高指導者のハメネイ師の後継者候補ともされていて、アメリカに対する強硬路線をとる保守派として知られています。

日テレNEWS NNN

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