招致委が計画書「コンパクト五輪」打ち出す

20年のオリンピック・パラリンピック開催を目指す東京の招致委員会は8日に会見を開き、7日にIOC(=国際オリンピック委員会)に提出した開催計画書の内容を公表した。
「立候補ファイル」と呼ばれる開催計画書は、英語・フランス語版の3巻構成で計380ページに及ぶ。選手村から半径8キロ圏内に競技会場の85%がある「コンパクト五輪」を打ち出し、東日本大震災の被災地を聖火ランナーが走るなど「復興オリンピック」の面もアピールしている。
日本国内の支持率が他の候補地であるマドリード(スペイン)やイスタンブール(トルコ)に比べて低いことについて、東京・猪瀬都知事は「4年前と全然雰囲気が違う。油断はしないけれども、やる気になればやれるという感触は持っている」と述べた。
オリンピックの招致活動は、8日から海外での招致活動が解禁される。猪瀬知事は9日に日本を出発、10日にはイギリス・ロンドンで海外メディア向けの記者会見を行い、東京開催をアピールすることにしている。